詳しくなりたいガス自由化について

ガス自由化を理解するためには、日本におけるガス供給の仕組みを知ることが必要です。現状、一般家庭に供給されるガスは3種類に分類され、特に数が多いのは都市ガスとプロパンガスの2種類です。この内、都市ガスはガス導管を通じて供給されています。そしてガス導管の管理から一般家庭の供給までの業務は、大手4社をはじめとする全国約200の会社が、それぞれの管轄地域ごとに行っています。一方のプロパンガスは、それを充てんしたボンベを各家庭に配達、設置すると言う方法で供給されています。そのためそれを管理している会社は、全国におよそ2万社も存在しています。この内、今回、自由化されたのは都市ガスの供給に関してのみです。プロパンガスと比較すると、これまで独占的に行われてきた都市ガスの供給に、新たな企業が参入することができるようになったと仕組みです。いくつかの外国では既に行われていることであり、また日本でも、病院や工場などに対しては行われていました。それが今回、一般家庭への適用が開始されたと言う流れです。

ガス自由化が一般家庭にも適用された、その目的は

ではどうして、一般家庭にもこの仕組みが導入されたのかと言うと、ひとつはガスの安定した供給と言う目的が挙げられます。日本は、自然災害が多い国です。そのため都市ガスの供給を限定された企業のみが行うことには、その企業が自然災害などに巻き込まれると、供給自体が揺らいでしまうと言う可能性が存在しています。そうした危険性を少しでも排除するために、その供給を自由化し、たくさんの企業が担うことで供給の安定化を図ろうと言うのが、目的のひとつです。それからもうひとつは、閉ざされた市場であったガス供給市場に多くの企業が参入することで、サービスの多様化やガス料金の最適化などを発生させ、それにより国民生活を豊かにすると言う目的です。特に天然ガスの価格は世界的にも高騰している傾向にあるので、それによる国民生活への影響を少しでも抑えるためには、やはり市場に競争原理を発生させることが効果的であると言う判断が行われたと言うことです。

ガス自由化によって、一般家庭にはどんなメリットがあるのか

この仕組みが導入されたことで、一般家庭にはどのようなメリットが発生し得ると考えられるのかと言うと、これ以下の通りです。ひとつは、やはりガス会社を選択できることであり、それによって割安なプラン、お得なセットなどを選択できることです。家庭で使用しているガスの量に、より即した料金プランを選択することで、従来と比較するとガス料金がかなり安くなることも想定されます。また他のエネルギーと組み合わせるセットを選択することで、生活に必要なエネルギー、そこにかかる費用全般を抑えることも期待できます。もうひとつは、都市ガス市場に競争原理が導入されたことで、プロパンガス供給に関しても同じような動きが発生する可能性がある点です。よって現状、プロパンガスを契約している家庭にとっても、ガス自由化は恩恵をもたらす可能性があると考えることができます。